今さら聞けない必要証拠金の計算法と便利ツール | FX情報商材レビュー評価　実践検証ブログ　☆禁断の世界☆

今さら聞けない必要証拠金の計算法と
便利ツールについてお話ししますね。

ご存知の通り、FXでポジションを持つには
必要証拠金以上の資金が必要です。

また、ポジションを持った後、含み損が
増えて資金が必要証拠金を一定以上
下回るとロスカット（強制決済）されます
（ロスカット条件は各FX業者によって
異なります）。

これを把握しないまま取引を行うと
せっかく有効な取引手法を身に付けても
ロジックどおりに取引できず、気が
付いたらロスカットされてしまった
・・・ということになりかねません。

そこで、そんな悲しいことにならない
ために、必要証拠金の計算法を確認
しておきましょう。

にゃんこ「にゃんこも計算するにゃ～」

じゃあ、問題だすから答えてね♪

にゃんこ「がんばるにゃっ（炎Д炎）」

必要証拠金の計算法は以下の通りです。

必要証拠金
＝ 約定通貨ペアの基準通貨の対ドル(対円)レート × 取引通貨単位 × 数量 ÷ レバレッジ

それでは、ドル口座の場合と円口座の場合で
具体例を3つずつ挙げますので確認しましょう。

ドル口座の場合

1. USDJPYレートが「100」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合

約定通貨ペアの基準通貨の対ドルレート
＝ 左側通貨/USD
＝ USD/USD
＝ USD/JPY ÷ USD/JPY
＝ 100 ÷ 100
＝ 1

必要証拠金
＝ 1 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 2,500 ドル

2. EURUSDレートが「1.20000」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合

約定通貨ペアの基準通貨の対ドルレート
＝ 左側通貨/USD
＝ EUR/USD
＝ 1.20000

必要証拠金
＝ 1.20000 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 3,000 ドル

3. EURJPYレートが「120」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合
　 (その際、USDJPYレートが「100」の場合)

約定通貨ペアの基準通貨の対ドルレート
＝ 左側通貨/USD
＝ EUR/USD
＝ EUR/JPY ÷ USD/JPY
＝ 120 ÷ 100
＝ 1.20000

必要証拠金
＝ 1.20000 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 3,000 ドル

円口座の場合

1. USDJPYレートが「100」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合

約定通貨ペアの基準通貨の対円レート
＝ 左側通貨/JPY
＝ USD/JPY
＝ 100

必要証拠金
＝ 100 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 250,000 円

2. EURUSDレートが「1.20000」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合
　 (その際、USDJPYレートが「100」の場合)

約定通貨ペアの基準通貨の対円レート
＝ 左側通貨/JPY
＝ EUR/JPY
＝ EUR/USD × USD/JPY
＝ 1.20000 × 100
＝ 120

必要証拠金
＝ 120 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 300,000 円

3. EURJPYレートが「120」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合

約定通貨ペアの基準通貨の対円レート
＝ 左側通貨/JPY
＝ EUR/JPY
＝ 120

必要証拠金
＝ 120 × 100,000 × 10 ÷ 400
＝ 300,000 円

にゃんこ「必要証拠金の計算法は分かったけど
　　　　　けっこう面倒だにゃorz」

・・・しょうがないなあ（＾＾；）
こんな便利ツールもあるよ。

FX証拠金シミュレーター

上述の【円口座の場合】
3. EURJPYレートが「120」のとき、「100,000」
　 通貨単位で「10」ロットの取引を、レバレッジ
　 「400」倍のFX業者で行った場合

と同様の条件を、例として入力してみます。
シミュレーターでは通貨単位が「10,000」固定
のため、ロットを「100」にして調整します。

また、その他の入力項目は何でも良い
のですが、とりあえずそれぞれ以下
を入力しました。

・純資産額 ＝ 10,000,000 円
・売買 ＝ 買
・ロスカット証拠金維持率 ＝ 20 ％
・利確pips ＝ +10 pips
・損切りpips ＝ -10 pips

必要事項を入力したら「計算開始」を
左クリックすると下部に計算結果が
出ます。

「合計必要証拠金」に300,000 円と出力
され、【円口座の場合】3.の条件と
一致しましたね。

左どなりの「必要証拠金」の項目は
10,000通貨での必要証拠金が出力
されます。

「維持率100%レート」には、含み損
が増えて純資産額が必要証拠金まで
減ったときの取引通貨ペアのレート
と、そのときの値幅が出力されます。

「維持率100%損失」には、含み損
が増えて純資産額が必要証拠金まで
減ったときの含み損額が出力されます。

「ロスカットレート」には、
含み損が増えて純資産額が
必要証拠金×ロスカット証拠金維持率
まで減ったときの取引通貨ペアのレート
と、そのときの値幅が出力されます。
この値幅を超えるとロスカットされます。

「ロスカット損失」には、
含み損が増えて純資産額が
必要証拠金×ロスカット証拠金維持率
まで減ったときの損失額が出力されます。
この金額を超えるとロスカットされます。

「利確pips利益」には、利確pipsに
入力した値幅で得られる利益額が出力
されます。

「損切りpips損失」には、損切りpipsに
入力した値幅で失う損失額が出力されます。

以上、今さら聞けない必要証拠金の計算法
と便利ツールについてお話ししました。

必要証拠金とロスカットラインを把握して
ロスカットされずに、有効な取引手法を
ロジックどおり取引するために
ご参考になりましたら幸いです^^

P.S.
おしい

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