インジケーター関数2「RSI」~魅惑のキャットタワー~ | FX情報商材レビュー評価 実践検証ブログ ☆禁断の世界☆

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インジケーター関数2「RSI」~魅惑のキャットタワー~

インジケーター関数2「RSI」~魅惑のキャットタワー~
についてお話ししますね。

MT4のMetaEditorでEAを作成するとき、
インジケーターの関数をよく用います。

具体的には、
インジケーターの関数が特定条件のときに
ポジションを持ったり、決済するというように
売買条件を作るとき特に活用します。

今回は、このインジケーターの関数を使った
プログラミングを学んでいきましょうね。

インジケーターの関数はたくさんありますが、
主要なものをいくつかピックアップして
解説します。

本記事では、RSI(Relative Strength index)
(相対力指数)を学びましょう。

MT4_mail

にゃんこ「キャットタワー乗りたいニャ♪」

裕-ひろ「しょうがないなぁ^^;
     じゃあ、条件をクリアしたら買ってあげる。」

 

 

【今日の目次】
 (1) 魅惑のキャットタワー
 (2) キャットタワー獲得プログラム作成
 (3) キャットタワー獲得プログラム実行

(1) 魅惑のキャットタワー

それは、ある晴れた日の出来事でした。

MT4_shortcut

にゃんこ「今日はポカポカしてあったかいニャ。
     お散歩日和ニャ♪・・・ん?」

近所のねこ夫くんの家の近くを通りかかると
見慣れないものが目に入りました。

MT4_BTAnalyzer

にゃんこ「ねこ夫くん、この楽しそうなのは何ニャ?」

ねこ夫「ふふん、いいだろう。
    キャットタワーっていうんだニャ。
    にゃんこも乗ってみるかニャ?」

MT4_mail

にゃんこ「え、いいニャ?乗る乗る~♪」

ねこ夫「う・そ~!乗せてあ~げない♪」

MT4_indicator

にゃんこ「けち~!いいもん、ご主人様に
     買ってもらうもん!」

にゃんこは泣きながら家路に急ぎました。

(2) キャットタワー獲得プログラム作成

MT4_mail

にゃんこ「お願~い!ご主えもん♪」

裕-ひろ「ご主えもんって何^^;」

MT4_shortcut

にゃんこ「ご主人様とド○えもんが混じったヤツ
     ・・・ってそんなことはどうでもいいニャ!」

MT4_mail

にゃんこ「キャットタワー乗りたいニャ♪」

裕-ひろ「しょうがないなぁ^^;
     じゃあ、条件をクリアしたら買ってあげる。」

MT4_BTAnalyzer

にゃんこ「条件?」

裕-ひろ「うん、この猫みたいに垂直跳びで196cm
     超えられたらキャットタワー買ってあげる。」

MT4_LineTouch

にゃんこ「よ~し、やってやるニャ!」

 

 

・・・はい、ではキャットタワー獲得のために
にゃんこが垂直跳びしたときの跳び幅を表示する
プログラミングをしましょう。

angrycat

にゃんこ「絶対キャットタワーを手に入れてみせるニャ!
     ・・・じゃなくて、プログラムの内容を
     もっと分かるように説明するニャ!!」

す・・・すみません^^;

 

 

インジケーターの関数の1つに
RSI(Relative Strength index)(相対力指数)
があります。

RSIは0~100の間で動きます。

・50が中立の状態
・数値が小さいときは売られすぎ
・数値が大きいときは買われすぎ

の状態を示します。

また、RSIは以下のように算出されます。

RSI = A / (A + B) × 100
A = 指定期間中の値上がり幅の合計
B = 指定期間中の値下がり幅の合計の絶対値
   (合計からマイナスを外すということ)

RSIは、MT4のMetaEditorでEAを作成する際、
特に売買条件を作る時よく使うインジケーター
の関数の1つです。

そこで、このRSIを使うことに慣れるため、
バックテストをしたときに操作履歴へ
RSIを用いた文章が出力されるように
プログラムするのが今回の目的です。

 

 

まず、MetaEditorを起動しましょう。

MT4のMetaEditorでEAを作るための初期設定
(4) MetaEditorのEAプログラム画面の表示

で、名前をExperts\RSIとして
EAプログラムのひな型を表示させてください。

 

 

おさらいですが、プログラムのルール
として以下2つを覚えておいて下さい。

◆プログラムするときには、半角英数で入力
 (全角ではエラーが発生します)

◆文末には;(セミコロン)をつけます。
 日本語で言うと。(句点)のようなものです。
 ただし、日本語の句点はなくても意味が
 通じますが、プログラムのセミコロンは
 ないとエラーが発生します。

エラーが発生しないように覚えておきましょう。

 

 

それでは、EAプログラムのメイン記述場所

void OnTick()
{

 

}

の{ }内に実行したいプログラムを
書き込みます。

今回は、

string a;
double b;
string c;

 

a = "にゃんこの力が解き放たれた!";
b = iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,0);
c = "cm達成!";

 

Print(a,b,c);

と入力します。

 

 

プログラムするときには、半角英数で入力
(全角ではエラーが発生します)とお伝え
しましたが、" "の中に文字を入れる場合は
例外で全角日本語も入れられます。

PrintのPは大文字ですのでお気を付け
下さいね。

iRSIのiは小文字、RSIは大文字ですので
ご注意ください。

行間は見やすいため項目の種類ごとに
空けていますが、詰めてしまっても
構いません。

見やすくするため=の両端に半角スペース
を空けていますが、詰めてしまってもOKです。

string、doubleの右側の半角スペース
は詰めると異なる意味になってしまうので
詰めないで下さい。

//---はコメントで、あってもなくとも
構いませんから、void OnTick()内の
コメントを今回は消しました。

段落の字下げ数に決まりは特にありませんが
左字詰めで入力した一番左にカーソルを合わせ、
Tabキーを1回押して字下げすると綺麗に見えます。

RSI1

 

 

内容を解説します。

1行目~3行目

RSI2

string a;
double b;
string c;

のうち、a,b,cはそれぞれ「変数」です。
以前、解説しましたね。
変数は「数字や文字を入れる箱」のような
ものだと考えて下さい。

ここでは変数をa,b,cにしていますが、他の文字
例えばabc,def,ghiなどにすることもできます。

string、doubleは、「データ型」という箱の種類
のようなものです。

stringは「文字列」、doubleは「小数点付きの数字」
を箱の中に入れる場合に使います。

 

 

4行目~6行目

RSI3

a = "にゃんこの力が解き放たれた!";
b = iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,0);
c = "cm達成!";

変数a,cには文字列、変数bには小数点付きの数字
が入れられます。

変数 イコール 文字列または小数点付きの数字
の順です。

文字列は" "で囲みます。

小数点付きの数字は上記のように関数でも良いです。

 

 

iRSI()は、RSI(Relative Strength index)
(相対力指数)の関数です。
Print()などと同様です。

インジケーターの関数は、頭にiが付きます。

()の中に特定のルールに沿ってデータを
入れると、RSIのデータを算出してくれます。

 

 

このデータは、以前お伝えした以下の技で
見ることができます。

MetaEditorの知らないと損する7つの技
1. 関数リファレンスを見る技

または、こちらも以前お伝えした

MT4のFX自動売買(EA)の作成を便利にする4つの方法
2. メタシス・シーカー(無料)

の以下のページでも確認できます。

相対力指数(Relative Strength Index)【iRSI】

 

 

iRSIですと以下のようなデータが確認できます。
頭にdoubleが付いているのは、iRSIが小数で
表示される関数だということです。

double iRSI(string symbol, int timeframe, int period, int applied_price, int shift)

()内のデータを1つずつ解説していきますね。

 

 

string symbol

計算に用いる通貨ペアを記入します。
頭にstringが付いているので、文字列で記入
するということです。

基本的に、選択された通貨ペアで計算する
NULLを記入しておけば良いです。

個別に指定したい場合は、
EURUSD
などのように書きます。

また、通貨ペアの語尾に.(ピリオド)や
_ecnが付くFX業者の場合は、
EURUSD.
EURUSD_ecn
などのように書きます。

 

 

int timeframe

計算に用いる時間足を記入します。
頭にintが付いているので、整数で記入
するということです。

基本的に、選択された時間足で計算する
0を記入しておけば良いです。

個別に指定したい場合は、

1
5
15
30
60
240
1440
10080
43200

のように書きます。

また、整数で記入とありますが

M1
M5
M15
M30
H1
H4
D1
W1
MN

と書いてもそれぞれ上記と同じ意味になります。
この書き方をしてもプログラムで計算される
際は自動で上記の整数に変換される仕組みです。

それぞれ上から

1分足
5分足
15分足
30分足
1時間足
4時間足
日足
週足
月足

を指定しています。

 

 

int period

計算に用いる期間を記入します。
頭にintが付いているので、整数で記入
するということです。

直近14本のローソク足のデータを利用
したい場合は14と入力します。

 

 

int applied_price

始値、高値、安値、終値など、どのデータを
用いるか選択します。
頭にintが付いているので、整数で記入
するということです。

データの種類は以下7種です。

終値
始値
高値
安値
中央値、(高値+安値)÷2
代表値、(高値+安値+終値)÷3
加重終値、(高値+安値+終値+終値)÷4

それぞれ

0 または PRICE_CLOSE
1 または PRICE_OPEN
2 または PRICE_HIGH
3 または PRICE_LOW
4 または PRICE_MEDIAN
5 または PRICE_TYPICAL
6 または PRICE_WEIGHTED

と入力します。
整数で記入とありますが、右側の書き方を
してもプログラムで計算される際は自動で
左側の整数に変換される仕組みです。

 

 

int shift

何本前のローソク足を基準にデータを
取得するか指定します。
頭にintが付いているので、整数で記入
するということです。

0ならば現在のローソク足を基準
1ならば1つ前のローソク足を基準
5ならば5つ前のローソク足を基準
にデータを取得します。

つまり、例えば1時間足を使っている場合は

0ならば現在のローソク足を基準
1ならば1時間前のローソク足を基準
5ならば5時間前のローソク足を基準
にデータを取得します。

 

 

前回のiMAとほとんど同じでしたね。
少々複雑ですが、ほとんどの関数は似たような形式
ですので、一度理解すれば大抵の関数が使えます。

 

 

7行目

RSI4

Print(a,b,c);

以前も使ったPrint関数です。

変数aとbとcの間に,(カンマ)を打つと、
a,b,cの中に入っている文字列と小数点付きの数字
が順に並んで出力されます。

上記でaには
にゃんこの力が解き放たれた!
を入れました。

上記でbにはRSIの関数を入れました。
つまりbには直近いくつかのローソク足の
レートによって変化する小数が入っています。

上記でcには
cm達成!
を入れました。

 

 

したがって、表示されるときには、

にゃんこの力が解き放たれた!○○cm達成!

と表示されます。

※ ○○は、直近いくつかのローソク足の
  レートによって変化する小数です。

 

 

入力が終わったら、コンパイルします。

MetaEditor上部の「コンパイル」ボタンを
左クリックしましょう。

次に、エラーが発生していないことを下部の
エラータブで確認して下さい。

catprogram11

0 error(s), 0 warning(s)

と表示されていれば、無事コンパイル完了
です。

エラーが出た場合は、全角で入力されたか、
;(セミコロン)を付け忘れたかである
可能性が高いです。
直したら再びコンパイルしましょう。

 

 

コンパイルが成功した時点で、今まで
作っていたmq4ファイルもEA稼動に必要な
ex4ファイルも自動保存されますので、
手動で保存する必要はありません。

ただ、コンパイルしなければ自動保存
されませんので、mq4ファイルでプログラム
を書いていて作業を中断する場合は
ファイル → 名前を付けて保存
から手動で保存しておきましょう。

(3) キャットタワー獲得プログラム実行

作成したキャットタワー獲得プログラムを
バックテストで実行し、動作確認してみます。

MetaEditorを閉じて、MT4を開きましょう。
MT4ツールバーの「Strategy Tester」ボタン
をクリックします。

catprogram13

すると、MT4の下部に「テスター」ウィンドウ
が表示されます。

RSI5

エキスパートアドバイザーに、作成した「RSI」
というEAが入っていますので、それを選んで
ください。

バックテストをしたときに、操作履歴に
ひたすら垂直跳びの成果が並ぶだけのプログラム
ですので、日付と時間を使用は、時間短縮
のために短い期間で良いです。
ただし、土日は相場が動かないので
土日のみの期間を選択するとエラーが
起きることにご注意くださいね。

それ以外の設定は何でも良いです。

準備ができたら、スタートを左クリックして
バックテストを開始してください。

今回は、売買をするシステムではないので、
レポートタブなどには何も出ません。

レポートタブの横の操作履歴タブを選択して
ください。

RSI6

メッセージの一番右端のところに

にゃんこの力が解き放たれた!○○cm達成!

が表示されていますね。

※ ○○は、直近いくつかのローソク足の
  レートによって変化する小数です。

MT4_indicator

にゃんこ「な・・・何故だニャ?
     何故か100cmすらどうしても超えられないニャ。」

だって、RSIの最大値100ですから(*´ω`*)

angrycat

にゃんこ「ちっくしょ~!
     知ってて196cm以上の条件出したニャ!」

ちょ、ま、待って!
話せば分かる、落ち着こう!

angrycat

にゃんこ「問答無用ニャ!!」

ぐわ~!!
ドカ☆バキ☆ゴキ☆

・・・後日、キャットタワーは買ってあげました。

 

 

以上で今回のプログラミングは終了です。
RSIの関数がなんだか掴めたでしょうか?
今後、EAの売買条件を作るとき頻繁にRSI
の関数を用いますので、覚えておいてくださいね。

 

 

P.S.
(*´ω`*) ← ずっとこんな顔して見入ってしまいました(笑)

 

 

なお、残念ながら、EA作成に関しては
個別のご質問にはお答えしかねます。

ご存知の通り、有料のサポート付きEA作成教材
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8万円ぐらい掛かるのが相場だったりします^^;

大変心苦しいのですが、あらかじめご理解
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