MT4のEA稼動に光回線は本当に必要?
MT4のEA稼動に光回線は本当に必要なのか
考えてみますね。
MT4でEAを稼動するのに、インターネットは
速いほうがいい、光回線がいい、というお話
をよく聞かれるかと思います。
ただ、光回線は月額が高いので、
できれば出費を抑えたいなぁ(´~`;)
・・・とお思いではないでしょうか?
というわけで、MT4のEA稼動に光回線は本当
に必要なのか調べてみました。
にゃんこ「にゃんこにも光が必要かどうか
調べたいから手伝うにゃ~。」
おっけ~、まかせて。
まず結論ですが、環境によって光回線が必要な
場合とそうでない場合があります。
具体的には以下の通りです。
前提条件として、MT4のEA稼動以外には、
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
ぐらいしか使わず、数百MB以上のファイルの
アップロード、ダウンロードを頻繁に行わない
ものとします。
ADSLの伝送損失が30dB(デシベル)以下である
↓はい ↓いいえ
↓
『ADSL 下り12/上り1 Mbps』 ↓
(戸建て・マンション完全定額) ↓
約2,000円/月でOK ↓
↓
↓
MT4でEAを稼動する場所がマンションである
↓はい ↓いいえ
↓
『光回線 下り200/上り100 Mbps』↓
(マンション完全定額プラン) ↓
約3,500円/月でOK ↓
↓
↓
MT4でEAを稼動する場所が戸建てである
↓はい
『CATV 下り15/上り1 Mbps』
(戸建て・マンション完全定額)
約4,000円/月でOK
または、
『光回線 下り200/上り100 Mbps』
(戸建て完全定額プラン)
約4,300円/月でOK
※ 伝送損失: ADSLにおいて、NTT収容局からの距離
や障害物により起こる転送速度の低下
CATVや光回線では起きにくい。
※ dB: 電波の強さの単位。
数値が大きい → 伝送損失が大きい
※ Mbps: データ転送速度の単位。
数値が大きい → 転送速度が速い
※ 下り: インターネット → 自宅 までの転送速度
※ 上り: 自宅 → インターネット までの転送速度
それでは、上記結論に至った理由について、
順を追って詳しくご説明しましょう。
私は、今までにインターネット回線を以下
5種類試してきました。
◆ ADSL 下り8/上り1 Mbps
◆ ADSL 下り47/上り5 Mbps
◆ 光回線 下り100/上り100 Mbps
◆ CATV 下り2/上り0.256 Mbps
◆ CATV 下り15/上り1 Mbps
その結果、CATV 下り2/上り0.256 Mbpsでは、
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
といった作業でちょっと表示が遅いと感じました。
一方、CATV 下り15/上り1 Mbps以上のプランでは
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
といった作業で表示速度は体感的に変わらないと
感じました。
そこで、下記2つにおいて、MT4サーバーからの
応答速度(ping)を比較してみました。
◆ CATV 下り15/上り1 Mbps
◆ 光回線 下り100/上り100 Mbps
MT4サーバーからの応答速度(ping)を調べる
には、コマンドプロンプト(cmd.exe)を開く
必要があります。
まず「スタート」をクリックすると画面下に
「プログラムとファイルの検索」欄が表示
されます。
ここに「cmd」と入力すると「cmd.exe」が
現れます。
Enterキーを押すとコマンドプロンプトが起動
します。
CATV 下り15/上り1 Mbps環境において、
「ping 使用MT4サーバー」を入力し、Enterキー
を押しました。
例) pepperstoneの場合
ping edge.pepperstone.com と入力し、
Enterキーを押す。
CATV 下り15/上り1 Mbps環境において、
MT4サーバーからの応答速度(ping)は、平均
193ms(ミリ秒)であることが分かりました。
一方、光回線 下り100/上り100 Mbps環境において、
MT4サーバーからの応答速度(ping)は、平均
195ms(ミリ秒)です。
※ お名前.com Windowsデスクトップは
光回線 下り100/上り100 Mbps環境です。
参考URL) http://metatrader.sblog.jp/e_ea-trade86.html
したがって、CATV 下り15/上り1 Mbps以上のプランでは
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
といった作業で表示速度は体感的に変わらず、
MT4サーバーからの応答速度(ping)においても
変化がないことが分かりました。
次に、CATV 下り15/上り1 Mbps(約4,000円/月)
と同程度のプランで、もっと月額が安いところ
を探してみました。
すると、ADSL 下り12/上り1 Mbps(約2,000円/月)
が同程度のプランで半額でした。
ただし、ADSLにおいては、NTT収容局からの距離
や障害物により起こる転送速度の低下(伝送損失)
が発生することが知られています(CATVや光回線
では起きにくい)。
そこで、どの程度の伝送損失なら問題ないか
調べてみました。
その結果、下記グラフから、伝送損失30dB
(デシベル)以下なら
ADSL 下り12/上り1 Mbps(約2,000円/月)が
CATV 下り15/上り1 Mbps(約4,000円/月)と
同程度ぐらいの転送速度に落ち着くことが
分かりました。
http://flets.com/misc/adspeed/dist_03.html 参照
http://flets.com/misc/adspeed/dist_04.html 参照
※ モア = ADSL 下り12/上り1 Mbps(約2,000円/月)
伝送損失は、以下URLで調べたい電話番号を入力、
実行すると調べられます。
エラーが出て調べられない場合は、お近くの住所で
電話番号を公開しているところの電話番号を拝借
して調べてみて下さい。
東日本にお住みの方はこちら
「NEXT」→「ログイン」→「電話番号を入力」→「実行」
西日本にお住みの方はこちら
「線路情報開示システムログイン画面へ」
→「ログイン」→「電話番号を入力」→「実行」
残念ながら、ADSLの伝送損失が31dB(デシベル)
以上であった場合、
ADSL 下り12/上り1 Mbpsが
CATV 下り2/上り0.256 Mbpsと
同程度になってしまい、
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
といった作業でちょっと表示が遅くなる可能性
があります。
そこで、その場合に次に安くて
CATV 下り15/上り1 Mbps(約4,000円/月)と
同等以上の回線を調べました。
そのプランは、光回線 下り200/上り100 Mbps
(約3,500円/月)(マンション完全定額プラン)
でした。
MT4でEAを稼動する場所がマンションでなく
戸建てである場合は、残念ながら上記プラン
は使えません。
その場合は、やはりCATV 下り15/上り1 Mbps
(約4,000円/月)(戸建て・マンション完全定額)
を使いましょう。
または、昔は光回線の戸建て完全定額プラン
ですと6,000円以上はしたものですが、最近は
安くなったようです。
安いプランですとあまり金額が変わらないので、
光回線 下り200/上り100 Mbps(約4,300円/月)
(戸建て完全定額プラン)を選択しても良い
でしょう。
以上から、MT4のEA稼動には環境によって
光回線が必要な場合とそうでない場合が
あることが分かりました。
最後にまとめとして、冒頭の分岐図をもう
一度お見せします。
MT4のEA稼動を快適に使えて、良いコスト
パフォーマンスのネット回線を選択する
ための1つの案としてご参考になりましたら
幸いです^^
前提条件として、MT4のEA稼動以外には、
・ ネットで検索 ・ メール ・ 動画の閲覧
ぐらいしか使わず、数百MB以上のファイルの
アップロード、ダウンロードを頻繁に行わない
ものとします。
ADSLの伝送損失が30dB(デシベル)以下である
東日本にお住みの方はこちら
「NEXT」→「ログイン」→「電話番号を入力」→「実行」
西日本にお住みの方はこちら
「線路情報開示システムログイン画面へ」
→「ログイン」→「電話番号を入力」→「実行」
↓はい ↓いいえ
↓
『ADSL 下り12/上り1 Mbps』 ↓
(戸建て・マンション完全定額) ↓
約2,000円/月でOK ↓
↓
↓
MT4でEAを稼動する場所がマンションである
↓はい ↓いいえ
↓
『光回線 下り200/上り100 Mbps』↓
(マンション完全定額プラン) ↓
約3,500円/月でOK ↓
↓
↓
MT4でEAを稼動する場所が戸建てである
↓はい
『CATV 下り15/上り1 Mbps』
(戸建て・マンション完全定額)
約4,000円/月でOK
または、
『光回線 下り200/上り100 Mbps』
(戸建て完全定額プラン)
約4,300円/月でOK
※ 伝送損失: ADSLにおいて、NTT収容局からの距離
や障害物により起こる転送速度の低下
CATVや光回線では起きにくい。
※ dB: 電波の強さの単位。
数値が大きい → 伝送損失が大きい
※ Mbps: データ転送速度の単位。
数値が大きい → 転送速度が速い
※ 下り: インターネット → 自宅 までの転送速度
※ 上り: 自宅 → インターネット までの転送速度
P.S.
光でもそうでなくてもフラフラにゃ~。
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裕-ひろ | 2016年04月21日
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裕-ひろ | 2013年05月25日
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