FXのレバレッジとロスカットの関係・ スワップ・ 損切り
FXのレバレッジとロスカットの関係・ スワップ・ 損切り
についてお話ししますね。
にゃんこ「毛が伸びてきたから、にゃんこもカットして下さいにゃ。」
まかしといて^^
【今日の目次】
(1) レバレッジとロスカットの関係
(2) スワップ
(3) 損切り
(1)レバレッジとロスカットの関係
レバレッジを高くすると、強制ロスカットされるリスク
が高まります。
なぜかというと、レバレッジを大きくすると、少しの
為替変動で一気に損失を受ける可能性が高くなるから
です。
レバレッジは、使い方次第で大きな利益を生み出して
くれますが、初心者の人でしたら、最初のうちは
あまりぎりぎりにならないように抑えておきましょう。
(2)スワップ
スワップは、二つの通貨の金利差を交換することです。
金利スワップとも呼ばれます。
FX 取引では、二つの通貨ペアで取引を行いますが、
この二つの通貨の金利(=政策金利)が同じでは
ないのです。
どういうことかというと、たとえば、米ドルと日本円
の取引では、2012年8月現在では、次のように差があり
ます。
米ドルの金利:0.25 %
日本円の金利:0.10 %
金利の低い日本円を売って、金利の高い米ドルを買う
ことで、
0.25 % - 0.10 % = 0.15 %
0.15 %の金利差を受けとることが出来るのです。
今は、あまりしっくりこないかもしれませんが、この
スワップを利用して利益を出すこともできるということ
を知っておいてください。
スワップというのは、FX 取引の魅力の一つですが、
逆に金利差を支払わなければならない場合もありますし
(例:金利の高い米ドルを売って、金利の低い日本円を
買う場合)メリットばかりではないので注意は必要
ですね。
ちなみに、スワップはいつ受け取れるのかというと、
【ニューヨーク市場が閉まる時間】としているFX 業者
が多いです。
余談ですが、2000年8月と、2012年8月の
米ドルと日本円の金利をそれぞれ比較すると、
米ドルの金利:6.50 %(2000年8月)0.25 %(2012年8月)
日本円の金利:0.25 %(2000年8月)0.10 %(2012年8月)
です。時代とともに金利は移り変わっていきます。
通貨ペアによっては金利差の大小が逆転してしまった
ものもあります。
ですので、プラスだったはずのスワップがいつの間にか
マイナスに変わってしまった・・・ということもあり
ます。
長期でポジションを持つ場合は、気を付けましょう。
(3)損切り
FX トレードを行っていると分かりますが、必ず含み損
を経験します。
つまり、例えば1ドル78円で買ったのに、ドンドン値が
下がっている状態のことですね。
含み損がある場合には、まだそのポジションを決済した
わけではないので、どうにかしてこの含み損が小さく
ならないものかと考えてしまうものです。
しかし、そのまま様子を見つづけても、含み損が小さく
なるどころか、逆にどんどん増える場合があります。
最悪の場合、強制ロスカットになり、口座の資金を
大きく失ってしまうことにもなります。
損切りは、これを防ぐために行うのです。
トレードの種類や人によっても言っていることは違い
ますが、一度のトレードでの損失は一般的に、資金の
5 %未満ぐらいと言われています。
保証金が10 万円の場合は、5 千円の損失になるレート
になったら、そのまま決済(損切り)をしたほうが
いいということです。
もちろん、5 %というのはあくまで目安です。
トータルの確率で生き残りやすいかどうかの方がもっと重要です。
例えば、以下2種類の取引手法では、1回の損切りが20 %
と大きい方が結果として有利ですよね。
・1回の損切りが5 %、10連続で発生することがある取引手法
→ -50 %になることがある。
・1回の損切りが20 %、2連続で発生することがある取引手法
→ -40 %になることがある。
ですので、1回の損切りが5 %というのはあくまで取引手法
を作る過程で試す目安として考えて、トータルの確率で
生き残りやすいかどうかを重視しましょう。
P.S.
にゃんこ「思ってたのとなんか違う(汗)」
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